三菱UFJ銀行と大阪ガスは26日、北海道白糠町の放牧地で太陽光発電所を手がける町おこしエネルギー(兵庫県加古川市)から再生可能エネルギーを調達する契約を結んだと発表した。調達した再エネは三菱UFJ銀行の賃貸ビルで使う電力にあて、同行の温暖化ガスの年間排出量を2割削減する。
大阪ガスが白糠町の太陽光発電所から一般家庭約4000世帯分の消費量に相当する電力を購入する。同社がこの発電所に由来する環境価値(非FIT非化石証書)を20年間にわたり三菱UFJ銀行に提供する。同行は自社ビルでは全て再エネ電力に切り替えており、賃貸ビルでも進める。
町おこしエネルギーの発電所は2026年から稼働を予定しており、放牧と太陽光発電を同時に取り組む。用地を確保するために山を切り崩すことなく太陽光パネルを設置できるなどのメリットがある。羊などが太陽光パネル付近の雑草を食べるため発電も効率が上がり、こうした発電所は「ソーラーグレージング」として注目を集めている。
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