26日の東京株式市場で日経平均株価は8日続落し、前日終値より202円10銭(0.53%)安い3万7667円41銭で取引を終えた。8日続落は2021年10月以来、約3年ぶり。前日に米ニューヨーク株式市場でハイテク株が下落した流れが続き、半導体関連株を中心に売りが広がった。
日経平均は今月11日に史上最高値となる4万2千円台をつけたが、26日までの約2週間で4556円(10.8%)の値下がりとなった。
この日は前日に1200円超下落した反動もあり、一時は前日終値より200円ほど上昇した。東京外国為替市場では、円高の流れが一服して円を売る動きが加速。一時1ドル=154円台をつけたことも、プラスに働いた。だが、その後は下落に転じた。野村証券の沢田麻希氏は「前日まで大きく下げており、投資家にリスク回避の動きがある」とみる。来週には日米で金融政策を決める会合があり、様子見の姿勢も強いという。(杉山歩)
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