記者会見に臨むコクヨの黒田英邦社長(29日、大阪市)

コクヨが29日発表した2024年1〜6月期の連結決算は、営業利益が前年同期比1%減の156億円だった。人材獲得のため新卒採用者の初任給を4月から最大で2割引き上げ、人件費が拡大した。愛知県の遊休地の売却益を計上し、純利益は33%増の156億円だった。同期間として過去最高となった。

売上高は3%増の1786億円だった。オフィスの設計やデザイン、工事まで手掛ける「ファニチャー事業」の案件獲得が好調で、業績をけん引した。同日の記者会見でコクヨの黒田英邦社長は「都心部を中心に新築ビルの竣工が増えている。オフィス設計の市場はかなり活況だ」と話した。

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