大林組グループが開発・施工し、日本通運がラピダス向けの倉庫として運営する新施設(29日、北海道恵庭市)

大林組は29日、北海道恵庭市で建設中だった物流施設「OAK LOGISTICS CENTER 恵庭」の竣工式を開いた。同施設には日本通運が入居し、最先端半導体の製造を目指して北海道千歳市に工場を建設しているラピダスに関わる物流の拠点として8月から稼働する。

施設は大林新星和不動産が開発し、大林組が施工を担った。日本通運はテナントとして入り新倉庫「NX-TECT Hokkaido」として運用する。

同社は本州からラピダス工場に向かう部材の輸送のとりまとめ役を担う予定だ。同施設は新千歳空港や札幌貨物ターミナル駅(札幌市)からそれぞれ20キロメートルほどの距離にある。苫小牧港からも約40キロメートルの距離にあり、一般材料を保管する倉庫として稼働する。

2025年1月には港がある北海道苫小牧市で化学品、高圧ガスなどの危険品保管需要に対応する物流拠点を開く。

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