岸田文雄首相は29日、熊本県の木村敬知事と首相官邸で面会した。半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場の進出に伴う道路の渋滞を軽減するため、鉄道など公共交通の輸送力の強化を国として支援する考えを示した。

面会後に木村氏が記者団に明らかにした。首相は「TSMCは国の経済安全保障の鍵を握る企業として誘致を成功させたい。熊本でしっかり経営をしてもらえるよう国としても支援していく」と発言したという。

木村氏は支援方針について「心強い言葉をいただいた。TSMC周辺の半導体関連企業の集積に伴う交通渋滞解消につながると期待する」と話した。

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