マクドナルドは29日、ことし4月から先月までの3か月間の決算を発表しました。

それによりますと、売り上げは前の年の同じ時期と比べて0.1%減少して64億9000万ドル、日本円でおよそ1兆円。

最終的な利益も前の年の同じ時期と比べて12%減少して20億2200万ドルと減収減益でした。

アメリカで長引くインフレを背景に来客店数が減少したことなどが減収の要因で、この会社の3か月ごとの決算が減収となるのは、2022年の10月から12月までの3か月間以来、6期ぶりになります。

クリス・ケンプチンスキーCEOは決算説明会で「去年から特に低所得者層において消費者が買う物をより選別すると警告していたが、ことしに入って圧力が強まり、広がっている」と指摘しました。

ファストフードチェーンの間では客足の落ち込みへの懸念から低価格のセットメニューを販売する動きが広がり、マクドナルドも先月から税抜きで5ドル、日本円でおよそ770円のセットメニューの販売を期間限定で始めていて、業績への影響に関心が集まっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。