傷病手当が支給されるまでの期間の収入減を補塡する

日本生命保険子会社のニッセイプラス少額短期保険は30日、人材派遣大手のパーソルテンプスタッフ(東京・渋谷)の派遣スタッフ向けに就業不能保険の提供を始めたと発表した。就業期間中に病気やケガによる療養で働けなくなった際、健康保険組合などから傷病手当金が支給されるまでの期間の収入減少を補塡する。

両社が派遣スタッフ向けに共同開発した。業務外の病気やケガの療養で4日以上仕事を休んだ場合、傷病手当金は4日目から支給される。傷病手当金が支給されるまでの公休を除く期間に1日あたり1万円、支給以降は1日当たり3000円を保障する。支払い日数は通算で最大15日まで。

派遣スタッフは月額500円で加入できる。派遣元に入社したばかりで有給がない派遣スタッフは休業時に無給となるが、収入減少を補う保険を提供することで安心して働けるようにする。ニッセイプラスによると、傷病手当金が支給されるまでの期間の収入減少を補う保険は国内初という。

パーソルテンプスタッフが2月に派遣スタッフなどを対象に実施したアンケートでは、魅力に感じる保険商品として「自身が働けない時に保障する保険」と答えた人が59%と最も多かった。

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