村田製作所が30日発表した2024年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比32%増の663億円だった。四半期ベースでは21年10〜12月期以来、9四半期ぶりの増益となる。低迷していたスマートフォンの部品需要が回復したほか、電気自動車(EV)向けも好調で為替が円安で推移したことも収益を押し上げた。
売上高は15%増の4217億円、営業利益は32%増の663億円だった。25年3月期通期は売上高が前期比4%増の1兆7000億円、純利益が30%増の2350億円とする従来予想を据え置いた。
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