経済産業省によりますと先月の鉱工業生産指数は2020年を100とした指数で100.6となり、前の月を3.6%下回りました。

国の認証試験の不正問題で、大手自動車メーカーなど5社が対象車種の生産を停止したことで「自動車工業」が低下したのをはじめ、半導体製造装置の受注減少の影響を受けた「生産用機械工業」など15業種すべてで低下しました。

一方、企業の生産計画は半導体市況の回復などで、今月と来月は上昇が見込まれていることから経済産業省は「一進一退ながら弱含んでいる」という基調判断を維持しました。

経済産業省は今後の見通しについて「自動車メーカーによる認証試験の不正問題で、一部のメーカーでは国が基準への適合を確認したことを受けて生産を再開していて、海外経済の先行きとともに影響を注視していきたい」と話しています。

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