太平洋セメントは31日、能登半島地震で発生した災害廃棄物の受け入れを開始したと発表した。木くずなどを新潟県の工場に運び、燃料化施設で処理を施してバイオマス発電所の燃料とする。焼却灰はセメント原料として利用し廃棄物を100%リサイクルする。2026年3月31日までに6万4000トンの廃棄物を受け入れ、被災地の復興を支援する。
太平洋セメントは04年から災害廃棄物の受け入れを始めた。災害廃棄物のほか、産業廃棄物や都市ごみなどもセメントの原料や製造工程における燃料となることから、セメント業界各社は平常時から廃棄物を受け入れている。
【関連記事】
- ・能登地震の被災地支援、予備費1396億円支出決定
- ・災害に備えた復興計画、着手6割止まり 能登も進まず
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。