小松マテーレが31日発表した2024年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比2.5倍の10億円だった。国内外でファッション製品向け素材が好調だったことや、中国の子会社の清算に伴う特別利益が増益に寄与した。

売上高は7%増の94億円、営業利益は53%増の5億6500万円だった。外出機会の増加などで国内ファッション向けの受注が回復した他、中東の民族衣装「トーブ」や欧州向けのラグジュアリー製品など海外向け素材の売り上げも好調だった。業務基幹システムの刷新など設備投資コストがかさんだものの、価格改定などで補った。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高が前期比4%増の380億円、純利益が14%増の21億円になる見通し。

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