日銀は31日の金融政策決定会合で、政策金利である短期金利(無担保コール翌日物レート)の誘導目標を「0~0.1%程度」から「0.25%程度」に引き上げることを決めた。8月1日から適用する。利上げは、3月のマイナス金利政策の解除に続き今年2回目。同時に決定した国債買い入れ額の段階的縮小と併せ、金融政策の正常化が一段と進むことになる。

植田和男総裁は会合後の記者会見で「2%の物価目標の持続的・安定的な実現という観点から、金融緩和の度合いを調整することが適切であると判断した」と追加利上げの理由を説明した。「景気に大きなマイナスの影響を与えることはない」との認識も示した。(映像は、記者会見ノーカット版)【時事通信映像センター】【時事通信映像センター】

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