パーソルホールディングス傘下で1日単位の短期の仕事を紹介するシェアフル(東京・港)は1日、事業者向けシフト管理サービスで隙間時間などに短時間で働く「スポットワーカー」を募集できる機能を追加したと発表した。シェアフルの求人件数の増加を狙う。新たにシフトを自動で作成する機能も加え、導入企業の業務効率化を後押しする。
同社はスポットワーカーと企業を仲介するスマートフォンアプリ「シェアフル」を運営する。シェアフルの利用者は約5.5万事業者の中から都合のよい条件の仕事を選ぶことができる。
シフト管理サービス「シェアフルシフト」は、多店舗展開する飲食店などで人員が足りない店舗に他店からのヘルプ人員を自動で募集するサービス。人手が足りない時間帯があれば、「シェアフル」でスポットワーカーを募集できるようにした。
8月中には従業員の希望する勤務時間やスキルなどの情報をもとに、シフトを自動作成する機能を新たに導入する。ヘルプ人員でも埋まらない場合に、スポットワーカーを簡単に募集できるようにする。事業者のシフト作成における手間や時間を削減する。
飲食や物流などの業界では人材不足が深刻で、スポットワーカーで人手を補おうとする動きが広まっている。スポットワークの仲介サービスで競合のタイミーの登録者数は4月末時点で770万人。シェアフルはダウンロード者数で700万人とタイミーの後を追っており、25年3月期中に1000万人を目指す。
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