メルボルン近郊で大型物流施設を開発する(イメージ)

三菱地所は1日、オーストラリアで物流事業に参入すると発表した。香港系の物流不動産大手ESRと共同で、メルボルン近郊に大型物流施設を建設する。総事業費は1億5000万豪ドル(約143億円)で、約80%を出資する。経済成長が見込める豪州で事業を拡大する。

メルボルン中心部から自動車で30分程度の場所に、物流倉庫4棟を新たに建てる。有効面積は合計で約7万平方メートル。既に着工しており、2025年以降の引き渡しを予定している。豪州での物流施設開発は日系の不動産デベロッパーでは初めてという。

三菱地所は16年から豪州で分譲住宅やオフィス、ホテル開発などを手掛けてきた。21年には支店を設立し、累計投資額は約15億豪ドル(約1425億円)になる。海外事業を強化する中、豪州を重要拠点と位置づけ、ポートフォリオを拡大する。

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