コナミグループは「eFootball」などが好調で43%増益だった

コナミグループが1日発表した2024年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比43%増の191億円だった。4〜6月期として最高益だった。サッカーゲーム「eFootball 2024」が好調だった。「実況パワフルプロ野球」では、ゲーム内に大谷翔平選手が登場するイベントやキャンペーンが注目を集めた。

売上高は24%増の900億円、本業のもうけを示す事業利益は251億円だった。主力のデジタルエンタテインメント事業の事業利益は58%増と業績拡大をけん引した。好調だった「eFootball」は「ウイニングイレブン」シリーズなどを21年に統合したサッカーゲームで、23年9月のアップデートで「eFootball 2024」となった。4月時点でシリーズ累計で7億5000万ダウンロードを超えた。

ゲームセンター向け機器を扱うアミューズメント事業は「桃太郎電鉄」のメダルゲームの販売台数が伸びて増益だった。スポーツクラブや運動塾の運営などスポーツ事業はエネルギー価格の高騰などでコストが増え減益だった。

25年3月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比5%増の3800億円、純利益は1%増の595億円と計画する。

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