最高級の「プレジデンシャルスイート」は室内にバーカウンターを備える

カナダのフォーシーズンズ・ホテルズ・アンド・リゾーツなどは1日、大阪・堂島で高級ホテル「フォーシーズンズホテル大阪」を開業した。同ブランドのホテルは大阪で初めて。インバウンド(訪日外国人)の富裕層などの宿泊を見込み、最高級のスイートルームの価格は1泊200万円を超える。

ホテルは電通大阪ビル跡地に東京建物とシンガポールの不動産大手ホテル・プロパティーズが共同で開発した複合ビル「ワン・ドウジマ」にオープンした。「ブリリア」ブランドのマンションとの一体開発で、ホテルは1〜2階と28〜37階に入る。客室数は175室でレストランや宴会場などを備える。標準的なツインルームの価格は1室2人で14万5000円から。

ホテルの特徴は設備の豪華さだ。宿泊者は大阪の街を一望できる36階に設置されたプールのほか、ジムや貸し切り浴室、サウナを利用できる。室内にバーが備え付けられた広さ262平方メートルの最高級スイートルームの価格は1室1泊で200万円超とした。

最高級の「プレジデンシャルスイート」は室内にバーカウンターを備える

コンセプトは「和モダン」とし、一部のフロアでは畳の部屋を設けている。アレスター・マカルパイン総支配人は「ホテルでも日本にいる感覚を味わってほしい」と強調し、インバウンドの取り込みを意識する。

大阪ではインバウンドの宿泊を見込んだ高級ホテルの開発が相次いでいる。7月31日は米マリオット・インターナショナルのブランドを冠した「大阪ステーションホテル・オートグラフコレクション」が開業した。2025年度には米ヒルトンの最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア」がグラングリーン大阪に開業する予定だ。

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