アメリカの半導体メーカー、インテルは1日、ことし4月から6月までの3か月間の決算を発表しました。

それによりますと、売り上げは前の年の同じ時期と比べて1%減少して128億3300万ドル、日本円で約1兆9100億円。最終的な損益は16億1000万ドルの赤字、日本円では約2400億円の赤字でした。
この会社の3か月ごとの決算が最終赤字となるのは2期連続です。

研究開発費などのコストが増えたことが要因の1つで、インテルは経営を立て直すため、ことしの年末までをめどに従業員の15%を超える1万5000人以上を削減すると発表しました。

アメリカの半導体業界では生成AI向けの半導体を手がけるエヌビディアの業績が好調な一方で、AI需要の取り込みの遅れが指摘されているインテルは厳しい経営環境が続いていて、明暗が分かれる形となっています。

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