亀田製菓は2日、2025年3月期の連結純利益が前期比68%増の38億円になる見通しだと発表した。米菓商品の価格改定や販促の効率化などで収益性が改善しており、従来予想から9億円上方修正した。売上高は同7%増の1020億円を見込む。
2日発表した4〜6月期の連結決算は純利益が前年同期比49%増の11億円、売上高が同8%増の240億円だった。国内米菓事業では重点ブランドとして販促に力をいれた「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」が好調だった。食品事業は、能登半島地震による防災意識の高まりで長期保存食の個人需要が伸びた。国内米菓と食品が好調に推移しており、通期の見通しを修正した。
海外事業は前期に減損を計上した米メアリーズゴーンクラッカーズ(MGC)の経営再建が途上にあり、同事業の営業損益は1億6600万円の赤字(前年同期は1億1300万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。