建設向けが低迷したほか中国の景気減速で外需も振るわなかった

日本鉄鋼連盟(鉄連)は22日、2023年度の国内粗鋼生産量が前年度に比べて1.1%減の8682万8千トンだったと発表した。減少は2年連続。資材高騰や工期の遅れで建設向けが低迷したほか、中国の景気減速により外需も振るわなかった。

内訳は高炉でつくる「転炉鋼」が0.7%減の6384万9千トン、電炉でつくる「電炉鋼」が2.3%減の2297万9千トンだった。

同日発表した24年3月の国内粗鋼生産量は前年同月比3.9%減の719万7千トンだった。転炉鋼が同7.0%減と落ち込んだ。ダイハツ工業の認証不正による出荷停止などが響いた。

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