海外でパルプ市況が悪化した

王子ホールディングスが2日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、経常利益が前年同期比16%減の243億円だった。海外のパルプ市況が悪化した。

売上高は4%増の4380億円だった。国内で白板紙や包装用紙の需要が回復した。営業利益は145億円と33%減った。パルプなどを扱う資源環境ビジネスの営業利益は54%減った。海外で販売数量は増えたものの、パルプの単価が大幅に下がった。政策保有株の売却に伴う特別利益が発生し、純利益は0.7%増の177億円だった。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高が前期比15%増の1兆9500億円、純利益は48%増の750億円を見込む。

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