大阪ガスは22日、2024年3月期の連結純利益が前の期の2.3倍の1325億円になったと発表した。1月末に公表していた従来予想から165億円上方修正した。国内のガスや電力の販売が想定を上回り、収益を押し上げた。利益規模は22年3月期の1304億円を上回り過去最高を更新した。
営業利益は同2.8倍の1725億円で、330億円上方修正した。海外でもエネルギー事業が好調に推移している。同事業では火力発電などを手掛けている。出資している米国の液化天然ガス(LNG)プラントで発生した火災の影響が無くなったことも利益を押し上げた。前の期は火災発生に伴い、燃料の代替調達などによる費用負担が膨らんでいた。
売上高は同8%減の2兆830億円と、従来予想より380億円下振れした。ロシアのウクライナ侵略で高騰したエネルギー価格が一服した影響が出たようだ。
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