記者会見するヤマナカの中野社長

食品スーパーのヤマナカは22日、2024年3月期の連結最終損益が4億7100万円の黒字だったと発表した。前の期は6億5600万円の赤字。プライベートブランド(PB)商品が好調だったほか、仕入れ値の高騰を商品価格に反映した効果が出た。不採算店舗の閉店でコストも減った。

売上高にあたる営業収益は1%減の860億円だった。物価高で消費者の節約志向が強まった。ヤマナカの中野義久社長は同日の記者会見で「円安や燃料高、物価高が続いている。こらえどころだ」と話した。

25年3月期の純利益は前期比70%増の8億円と見込む。生鮮部門などの拡充に向けて約10店舗で改装を実施するほか、PB商品を強化する。

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