日東工業は2024年4〜9月期の連結純利益が前期比57%増の56億円になる見通しだと発表した

配電盤大手の日東工業は5日、2024年4〜9月期の連結純利益が前年同期比57%増の56億円になる見通しだと発表した。従来予想から11億円上方修正した。4月末、配線用遮断器などを製造・販売するテンパール工業(広島市)を、同社の純資産より安い額で子会社化した際に発生した「負ののれん」の特別利益26億円を計上する。

4〜9月期の売上高、営業利益、経常利益、25年3月期通期の連結業績は従来の予想を据え置いた。通期の売上高は前期比12%増の1800億円、純利益は11%増の97億円を見込む。

同日に発表した24年4〜6月期の連結決算は、テンパール工業の連結効果で売上高が前年同期比13%増の387億円だった。一方で電磁波遮断部品などを扱う事業で、エアコン関連の需要減や中国の産業機器市場の減速の影響があり、営業利益は10%減の16億円だった。特別利益の計上で純利益は2.7倍の37億円だった。

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