岸田文雄首相は6日午前、広島市内で記者会見し、日経平均株価が乱高下していることについて、「状況を冷静に判断していくことが重要だ。引き続き緊張感を持って注視するとともに、日銀と密接に連携しつつ、経済財政運営を進めていきたい」と述べた。経済状況については、同日に発表された6月の物価の上昇を考慮した働き手1人あたりの「実質賃金」がプラスに転じたことなどを挙げ、「日本経済は新たなステージへの力強い移行が続いていると認識をしている」と語った。

 自民党と立憲民主党の国会対策委員長は6日午前、国会内で会談し、衆院財務金融委員会で閉会中審査を今月中に行うことで合意した。鈴木俊一財務相と植田和男日銀総裁が出席し、日銀の政策変更や株価暴落について審議する見通し。

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