米国で約100店舗を展開するチキンバーガーブランド「ハングリィジョーズ」が8日、日本1号店を東京・秋葉原に開く。バンズから大きくはみ出るフライドチキンをハバネロなど10種類のスパイスで味付けしたボリュームあるバーガーが特徴だ。日本独自に酒類やデザートメニューも充実させる。2年以内に直営でまず3店舗展開する。
日本で店舗運営を担うハングリィジョーズホットチキンジャパン(東京・港)が6日、1号店を報道陣向けに公開した。オフィスと飲食店が入る複合施設の1階に開く。店内には木材を多く使用し、落ち着いた雰囲気で居心地の良い空間にした。
主力の「ハングリィシグネチャーバーガー」は胸肉を使ったフライドチキンにスパイスのきいた辛みのあるソースをからめ、コールスローなどと一緒にバンズではさんだ。米国で販売する「アメリカンサイズ」(1790円)は200グラムの鶏肉を使っており、バンズからチキンが大きくはみ出る見た目が特徴だ。
日本展開にあたり鶏肉が150グラムの「レギュラー」(1490円)、100グラムの「スモール」(1190円)を含めた3種類のサイズ展開とした。辛さも6段階から選べる。
1号店では日本独自商品として、しょうゆ風味のテリヤキソースを絡めた「ハングリィテリヤキバーガー」(レギュラーで1490円)のほか、カレーやサラダ、ケーキなどバーガー以外のメニューも幅広くそろえた。昼食時間帯だけでなく、カフェや夕食など様々な時間帯の利用を見込む。夜はクラフトビールやウイスキーなど酒類も豊富に扱い、宴会などでの利用も想定する。
同社の唐遥代表は「日本ではまだなじみの薄いチキンバーガーを根付かせるため、幅広い場面の中でチキンバーガーを楽しんでもらえるようオールデーバーガーショップとしてリブランディングした。日本の寡占化されたバーガー市場に新しい選択肢を提供できれば」と意気込みを語った。
ハングリィジョーズホットチキンは2021年に米国で生まれ、足元で約100店舗を展開するほか、23年にはドバイと韓国にも進出した。日本ではまず2年以内に直営で3店舗展開し、その後はフランチャイズチェーン(FC)や持ち帰り専門店なども含めて中長期的に数百店舗を目指す考えだ。
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