セカンドストリートは香港とシンガポールに初出店し店舗網を広げる(写真はテキサス州にあるセカンドストリートの店舗)

ゲオホールディングス(HD)は6日、傘下で総合リユース(中古)販売を手掛けるセカンドストリートが香港とシンガポールに進出すると明らかにした。2025年3月期までに各国で第1号店を出店する。アジアの中古品市場を開拓する。

ゲオHDは香港とシンガポールに中古品仕入れ・販売の新会社を設立した。中古の衣料品や服飾品を現地で買い取り、販売する。アジアでは台湾やマレーシア、タイで、50店舗展開する。未出店地域で、日本発の企業やブランドへの関心が高い香港とシンガポールにも進出し、海外事業を拡大する。

セカンドストリートは18年に海外に進出し、米国、台湾、マレーシア、タイで87店舗を出店している。24年3月期の海外売上高は140億円と、前の期比2倍弱となった。25年3月末までに米国や台湾を中心に新たに34店舗を出店する。

同日発表した24年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比27%減の35億円、売上高は6%減の1001億円だった。半導体不足の解消で堅調だった新品ゲームの需要が一巡し、反動減が響いた。村上幸正取締役は「店舗数は増加するが、店舗内での買い取り業務を効率化していき人件費の上昇を抑える」と述べた。

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