米国の戸建て住宅事業が復調している

大和ハウス工業は7日、2025年3月期の連結純利益が前期比13%減の2600億円になりそうだと発表した。従来予想を230億円上方修正した。国内で物流施設の建設が増えるほか、米国での賃貸住宅の売却が寄与する。住宅ローン金利の上昇などで需要が低迷した米国での戸建ての販売が24年に入り想定以上に回復していることも利益貢献する。

24年4〜6月期の連結決算は純利益が52%増の913億円、売上高は6%増の1兆2871億円となった。前年同期は商業施設の売却が少なかった反動増と、米国の戸建て住宅事業の復調が収益を押し上げた。

同日、最大1000億円の自社株買いを実施することも発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の3.44%に当たる2200万株を上限に買い付ける。取得期間は8月8日から25年3月31日まで。

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