アマゾンジャパン(東京・目黒)は7日、国内の配送拠点から各世帯・事業所までの「ラストワンマイル」分野に2024年中に250億円以上を追加投資すると発表した。「置き配」の利用を増やすため宅配ロッカーの整備を進めるほか、スピード配送を実現する地域ごとの配送拠点を増やす。
物流の「24年問題」でドライバー不足も深刻になるなか、効率的な物流網の整備を進める。同日、東京都内で開いた自社イベントに登壇したアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長が明らかにした。チャン社長は「利用者だけでなく配送ドライバーにとっても有意義な再配達の削減に向け、置き配が可能な場所や地域を拡大していく」と語った。
オートロック機能付きの住居でも配達員が入って玄関先まで荷物を届けられる「アマゾンキー」対応のマンションも拡大する。個人事業主が荷物を配送する「アマゾンフレックス」のドライバーを増やすなど、自社の配送網を拡大する。アマゾンはこれまでも物流分野に年間数千億円を投じているが、24年は例年よりもラストワンマイルへの投資を増やすとした。
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