近鉄グループホールディングス(HD)傘下で駅ナカの小売店などを運営する近鉄リテーリング(大阪市)は22日、一部で茶色く変色した商品が見つかったとして15日から自主回収していた和菓子について、変色の原因は酵母菌が繁殖した可能性が高いと発表した。22日時点で購入者からの体調不良の報告はない。
自主回収の対象となったのは「近大ICTメロン こんぺいとう」。2月15日から4月12日にかけて販売した、缶入りと袋入りの商品を合わせた約1500個を回収対象としている。酵母菌自体は健康に直接の害はないものの、食品を腐らせる可能性がある。
近鉄沿線の駅ナカ販売店のほか、一部の近鉄百貨店の計8店で販売した。酵母菌が繁殖した理由は不明という。
近鉄リテーリングは別途、大阪市内で運営するファミリーマートの店舗で、消費期限が1日前に切れていた2個の洋菓子を22日に販売したことも発表した。1個ずつを別々の来店客に販売し、うち1人からの申告で判明したという。
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