スカイマークのボーイング737

スカイマークは7日、顧客による迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対処方針をまとめたと発表した。カスハラにあたる顧客の行動を9つに分類し、該当するかどうかを現場が判断しやすくした。警察などへの通報を含めた迅速な対応につなげる。

スカイマークはカスハラについて、顧客からのクレームや言動のうち「要求の妥当性に照らして、要求を実現するための手段や態様が社会通念上不相当なものであって、従業者の就業環境が害されるもの」と定義した。

カスハラにあたる行動として「暴言や大声、侮辱など」「脅威を感じさせる言動」「過剰な要求」「暴行」「長時間拘束や複数回のクレームなど」「業務スペースへの立ち入り」「従業者を欺く行為」「信用の毀損行為(SNS投稿など)」「セクシャルハラスメント」の9つに分類した。現場の従業員がカスハラに該当すると判断したら、マニュアルに基づき警察への通報などを含めて対応する。

スカイマークではカスハラと思われる行為が年間160件発生している。6月には全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)も共同でカスハラに対する方針を策定した。

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