ソニーグループは、傘下の映画会社がアメリカのメディア大手「パラマウント・グローバル」について買収を検討してきましたが、パラマウント側が先月、アメリカの映画製作会社「スカイダンス・メディア」による買収を受け入れることで合意しました。
これについて十時社長は、7日開いた決算会見の中で、買収の交渉から撤退したことを明らかにしました。
その理由について十時社長は「パラマウントは大きい会社で、そのような大きな会社の全体を買収するということは、リスクの観点からも経営資源の配分の観点からも戦略としてフィットしないというのが一番の理由だ」と述べました。
そのうえで今後も会社が保有する映画や音楽、ゲームなどの知的財産権に関わる事業を強化していく方針に変更はないとして「できるだけ成長させる方向でいろんな施策を遂行していきたい」と述べました。
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