有沢製作所は8日、2024年4〜9月期の連結純利益が前年同期の約2.7倍となる15億円になる見通しだと発表した。従来予想は11億円だった。国内と中国市場でスマートフォンや半導体の需要が回復傾向にあり、主力事業である電子材料の売り上げが好調に推移していることなどから上方修正した。

売上高は前年同期比22%増の243億円(従来予想は235億円)に、営業利益は11.2倍の19億円(従来予想は15億円)にそれぞれ修正した。25年3月期通期は24年10月以降の見通しが「現時点では不透明」とし、従来予想を据え置いた。

8日発表した24年4~6月期の連結決算は、最終損益が9億7000万円の黒字(前年同期は2億100万円の赤字)、売上高は前年同期比27%増の120億円だった。

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