ENEOSホールディングス子会社で天然ガス・原油の開発事業を手がけるJX石油開発は9日、2025年1月から社名を「ENEOS Xplora(エクスプローラ)」に変更すると発表した。二酸化炭素(CO2)を回収・貯留する「CCS」など脱炭素分野にも事業領域を広げるなか、石油以外の事業にも注力する姿勢を明確にする。
新社名は資源の開発や探鉱を示す「Exploration」から取った。同社は「石油開発専業を想起させる名前を、脱炭素など事業の広がりを感じさせる社名にした」としている。
JX石油開発は10年に前身のJX日鉱日石開発として、新日本石油開発とジャパンエナジー石油開発が経営統合して発足した。主に石油や天然ガス資源の開発を手がけてきたが、近年はCO2を回収・貯留するCCSや資源として活用するCCUSなど脱炭素事業を進めている。薄くて曲がるペロブスカイト型太陽電池や医療品の原料になるヨウ素の増産も予定している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。