埼玉県に拠点を置く食品加工8社が連携し、海外への輸出拡大を目指すコンソーシアムを設立した。グルメ都市として世界に名高い東京都に隣接する地の利を生かし、「東京の台所・SAITAMA」として商品を売り込む。海外のバイヤー招待や展示会への出展に共同で取り組む。
コンソーシアムは磯屋(焼きのり)、井上スパイス工業(カレールー)、岩崎食品工業(うどん)、佐藤酒造店(日本酒)、高橋ソース(ソース)、都平昆布海藻(昆布加工品)、矢島園(緑茶)、弓削多醤油(しょうゆ)の8社で構成する。農林水産省の加工食品クラスター輸出緊急対策事業に採択された。
2024年度は米国やシンガポール、フランスなどから食品バイヤーを招き、25年度以降は海外の展示会に共同でブースを出展する計画だ。コンソーシアムの横断幕には「JUST NORTH OF TOKYO(東京のすぐ北)」と記し、東京に食品を供給する産地として売り込む。
同県は食品加工業が盛んだが海外展開は十分に進んでいない。コンソーシアム8社は個別に輸出に取り組んでおり、連携により効率的に市場開拓を進める考えだ。
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