千代田化工建設と米LNG案件を共同で進めていた企業が経営破綻し、案件から離脱することが決まった

千代田化工建設は14日、米国で受注した液化天然ガス(LNG)案件の工事で、共同受注した米企業の離脱が決まったと発表した。経営破綻した米企業の離脱を米裁判所が最終承認したため。経営破綻の影響で工事は止まっていたが、再開する見通しとなった。

米ゴールデンパスLNGプロジェクトから離脱するのは、米ザクリ・インダストリアル。同社は5月、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請した。このため、一部工事が止まっていた。

ザクリの離脱が決まったことで、既に調達済みの配管の据え付けなど当面の作業は再開する。ただ、プロジェクトの完工に向けた長期計画は現時点で決まっていない。千代田化工は「今後、顧客との協議を進める」と説明した。

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