ニデックは23日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比32%増の1650億円になる見通しだと発表した。前期までに構造改革費用を計上した電気自動車(EV)部品事業は、価格競争の激しい中国向けを縮小して採算が改善する。米国などのインフラ更新需要で産業用モーターなどが伸び、純利益は22年3月期の1357億円を上回り、3期ぶりに最高益を更新する。
売上高は前期比2%増の2兆4000億円、営業利益は41%増の2300億円になる見通し。年間配当は前期から5円増の80円を計画する。同日発表した24年3月期の連結決算は売上高が前の期比5%増の2兆3482億円、営業利益が63%増の1631億円、純利益が2.8倍の1253億円だった。
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