秋田県羽後町の西馬音内盆踊りはユネスコの無形文化遺産

秋田県羽後町のNPO法人みらいの学校は16〜18日、県内のキッチンカー事業者と連携し、中心部活性化に向けた実証試験に取り組む。日本三大盆踊りの一つ、西馬音内(にしもない)盆踊りの開催期間に合わせてキッチンカーを出店し、経済波及効果を調べる。

町内の「明通りチーズ工房」、ラム肉料理の「ラムだっちゃ」など7事業者が参加。盆踊り会場に近いNPOの駐車スペースに5〜6台が出店する。事業者は3000円を上限に日々の売り上げの3%を報告し、利用者に来場目的や消費額などを聞くアンケート調査も実施する。

「ラムだっちゃ」などのキッチンカー事業者が出店する

西馬音内盆踊りは国指定の重要無形民俗文化財だ。2022年には民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」の一つとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産になった。

23年には期間中に合わせて約6万人が訪れたが、その集客力を地域活性化に十分生かせていないという見方がある。キッチンカーを誘致して町内への経済効果を調べる。アンケート調査結果をもとに中心部活性化策に生かす狙いがある。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。