百貨店では引き続き高額品の売り上げが好調だ(東京都中央区の三越銀座店)

三越伊勢丹ホールディングスなど百貨店大手4社は15日、7月の既存店売上高(確報値)を発表した。全社が前年同月比で増収となった。ラグジュアリーブランドのバッグや時計・宝飾といった高額品が引き続き好調だった。インバウンド(訪日外国人)消費も売上高を押し上げた。

エイチ・ツー・オーリテイリンググループの阪急阪神百貨店は14.1%増、三越伊勢丹は10.6%増だった。J・フロントリテイリンググループの大丸松坂屋百貨店は10.0%増え、高島屋は7.4%増だった。

8月1日から14日までの三越伊勢丹の既存店売上高は10.5%増となるなど、足元でも好調を維持している。大手百貨店からは「株価の乱高下や円高の進行による影響は特に見られていない」との声も寄せられた。

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