クスリのアオキホールディングス(HD)は16日、金沢市で株主総会を開いた。同社の会社提案は全て可決された一方、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントの株主提案は否決された。オアシスはクスリのアオキHDの青木宏憲社長ら取締役3人の解任を求めていた。総会の所要時間は同社として過去最長の2時間28分だった。

クスリのアオキHDの株主総会には、過去最長となる2時間28分を要した

オアシスは青木社長と青木孝憲副社長を対象に発行した有償ストックオプションについて、株式の希薄化などコーポレートガバナンス上重大な問題があると指摘し、取締役3人の解任を提案していた。

クスリのアオキHDからは、取締役会の人数を10人以内から11人以内とする定款変更や、社外取締役6人を含む取締役11人の選任など4議案を提案していた。

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