関係者によりますと、パナソニックは国内の住宅やオフィスなどに向けて販売している蛍光灯について、2027年末までにすべての生産を終了させる方針です。
会社では省エネ性能の高いLED照明の普及が進んでいることから蛍光灯の生産を段階的に縮小してきましたが、去年開かれた(2023年)水銀の健康被害や環境汚染を防ぐための国際会議で水銀が含まれている蛍光灯の製造や輸出入を2027年末で禁止することが決まり、一段の対応を迫られていました。
会社は1951年に蛍光灯の販売を開始し、戦後の復興や高度経済成長にあわせて生産量を伸ばし、長く主力商品の一つに位置づけてきました。
今後は70年余りにわたって続けてきた蛍光灯の生産の歴史に幕を下ろしLED照明の生産を加速させる予定です。
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