大和製缶の鉄製のイベント向け飲料容器

製缶大手の大和製缶(東京・千代田)は、イベント向けの鉄製の飲料容器が千葉市の夏祭りで初めて採用された。イベント向けの飲料容器は紙やプラスチック製が多い。何度でもリサイクルできる鉄製の普及を進める。

同社は2023年12月に鉄製の容器を開発したと発表していた。17〜18日の夏祭りに約2400個を提供した。熱伝導率もよく強度も高いことからイベント向けの容器として利点が多いという。

千葉市の夏祭りで鉄製の容器で飲料を販売した

製品を利用した千葉市の40代女性は「同じ飲料容器でも環境に優しいものを使いたい」という。田中ことちゃん(9)は「ずっと冷たいのがいい。家でも使いたい」と話した。

大和製缶は今後、鉄製の飲料容器の認知度向上に向けて、協業する企業を募ったり、SNSで発信したりする。25年以降には子供向けの出前授業などで啓蒙活動も行いたいという。

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