8月末に締め切られる来年度 2025年度予算案の概算要求で、財務省は、国債の償還や利払いに充てる「国債費」について、国債の利払い費を計算する想定金利を今年度の1.9%から2.1%に引き上げる方針です。

日銀がことし3月にマイナス金利を解除し、7月には追加の利上げを決めるなどして長期金利が上昇傾向にあることを反映した形です。

利払い費が膨らむことで、国債費の要求額は今年度予算を1兆9000億円程度上回る28兆9100億円程度となります。

来年度予算案の概算要求をめぐっては、防衛力の抜本的強化を進める中防衛費が増えると見られるほか、高齢化に伴い社会保障費も膨らむ見込みで、一般会計の要求総額は4年連続で110兆円を超え過去最大を更新する見通しとなっています。

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