買い付け後のタツタ電線株の所有割合は36.81%から87.64%に高まる

ENEOSホールディングス子会社のJX金属は20日、タツタ電線へのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。応募数が買い付け予定数の下限を上回ったため26日に買い付けを始める。買い付け後の株式所有割合は36.81%から87.64%に高まり子会社となる。今後も完全子会社化を目指して手続きを進める。

JX金属は6月21日からTOBを始めた。買い付け期限を2度にわたり延長し、買い付け価格も当初の720円から60円引き上げていた。TOB自体は2022年に発表し当初は23年6月の開始を見込んでいたが、中国当局の審査により1年間遅れた。この1年で日経平均株価などが上昇したものの、買い付け価格が据え置かれた経緯があった。

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