徳島大病院の和泉教授㊨ら(23日、徳島市)

徳島大学病院(徳島市)はこのほど認知症外来を開設した。エーザイなどが開発したアルツハイマー型認知症の治療薬「レカネマブ」が保険適用になったのを受け、専門の窓口を用意した。軽度のアルツハイマー病の患者らが対象になる。

大学病院内に4月、「MCI(軽度認知障害)・認知症外来」を新設した。脳神経内科の和泉唯信教授らが中心となり、毎週月曜と火曜に外来を受け付ける。

レカネマブは脳内に蓄積されたアルツハイマー病の原因物質を取り除き、病気の進行を遅らせる治療薬。投薬対象は早期のアルツハイマー病患者や軽度の認知障害がある人に限られる。3月から投薬を始めており、対象者は4月末時点で6人を見込む。

レカネマブに関する問い合わせ窓口も設けた。9月30日まで、毎週水曜と木曜の午後2〜4時に電話を受け付ける。電話番号は088・631・3111。

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