医療用品メーカーのダイヤ工業(岡山市)と有料老人ホームを運営する、はれコーポレーション(同)は歩行支援器具の開発などで連携する。はれコーポの介護施設で器具の使いやすさなどを検証し、入所者の歩行などをサポートするための新たな介護サービスとして提供を検討する。

介護施設で歩行支援器具の実証研究を進める

岡山市の介護施設に歩行支援器具「自立支援型サポートギア」を1台導入した。足の弱った高齢者らの大腿部に片足4本ずつの人工筋肉を装着し、介護従事者が無線で操作して股関節のスイングを支援する。ふらつきなどを減らし安定歩行できるよう支える。

歩行速度や距離などを検証して品質改善につなげる。対象者の靴の中にスイッチを入れ歩行に合わせて器具を駆動させたり、人工知能(AI)を搭載して対象者ごとのサポート方法を学習させたりと機能向上も進める。

今後は介護保険外のサービスとして、現場ニーズを確認しながら器具の導入台数も増やす。

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