ニューヨーク外国為替市場では、この日に発表された経済指標などから、アメリカの景気の先行きや雇用情勢の悪化への懸念が出て、ドルを売って円を買う動きが先行しました。

その後も、23日にFRBのパウエル議長の講演を控える中、いったんドルを売る動きが広がり、円相場は一時、145円台前半まで値上がりしました。

市場関係者は「パウエル議長が23日の講演で利下げの幅などについてどのような発言をするかに投資家の注目が集まっている。さらに、日銀の植田総裁が利上げの可能性に再び言及するのではないかという警戒感もあり、ドル売り・円買いにつながった」と話しています。

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