大阪のエチレンプラントの生産能力は国内の7%にあたる年間45万5000トン

三井化学は21日、大阪府高石市にある基礎化学品エチレン設備での生産を10月初旬に再開すると発表した。定期修理後に蒸気系でトラブルが発生し、7月下旬の再開を延期していた。停止に伴う2024年4〜9月期の業績への影響は売上高、利益のどの段階かは非公表だが約70億円に達する。下期については精査中でさらに膨らむ可能性がある。

大阪のエチレンプラントは三井化学の子会社の大阪石油化学(東京・中央)が運営し、生産能力は国内の7%にあたる年間45万5000トン。停止中は三井化学の千葉県のエチレン設備から供給するほか、他社など社外からも外部調達して補っている。

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