国土交通省は22日、船舶用エンジンの燃費データに不正な書き換えが見つかった川崎重工業の神戸工場(神戸市)を立ち入り調査した。海洋汚染防止法に基づくもので、関係者から話を聴くなどして実態を確認する。

川重はエンジン組み立て完了後の試運転で、実際とは異なる燃費の数値を書類に記載。対象は673台に上り、国交省は詳細な調査結果と再発防止策を9月末までに報告するよう求めている。

船舶用エンジンの燃費データ改ざんはIHIや日立造船の子会社でも発覚。国交省は「ユーザーの信頼を損ない、船舶の安全性能確保の観点からも極めて遺憾」としている。〔共同〕

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