「非FIT発電所」の開発や販売が順調だ

ウエストホールディングスは22日、2024年8月期の配当を従来計画から10円上積みし、65円にすると発表した。前期は55円だった。固定価格買い取り制度(FIT)に依存しない「非FIT発電所」の開発販売事業が軌道に乗り、中長期的に相応な規模の発電実績が示せる体制が整い還元能力も高まったとしている。

24年8月期の連結業績予想は据え置く。売上高は前期比48%増の646億円、純利益は24%増の74億円を見込む。

非FIT発電所はメガソーラー依存からの事業転換を進める中での成長事業と位置づける。これまで、建設用地開発にかかる許認可の取得や、新たな規制や法令上の義務への対応に時間がかかったことなどで、同タイプの発電所の建設は計画を大きく下回っていた。事業の立ち上げが進んだことに伴い、23年9月〜24年5月期の同事業の売上高は116億円と、前年同期の4倍になった。

「日経電子版 投資・財務・会計」のX(旧Twitter)アカウントをチェック

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。