ダイハツ工業では認証取得の不正問題を受けて、親会社のトヨタ自動車で中南米本部長を務めていた井上雅宏氏が先月1日付けで新たな社長に就任しました。

井上社長は23日、報道各社の取材に応じ「出荷や生産が再開することでお客様に納期を伝えられるようになり、ほぼすべての車種で受注を再開している」と述べたうえで、受注の状況は不正が発覚する前と比べると、6割から7割程度の水準となっていることを明らかにしました。

そのうえで、井上社長は「信頼や安心を回復しないことには立ちゆかなくなることは明らかで、一人一人のお客様に『もう一度、ダイハツの車を買おう』と思ってもらうことが必要だ。需要の喚起と生産体制の再構築をセットでやっていくので受注ペースが戻るには少し時間がかかると思うが、ダイハツとして一丸となってそこに向かって取り組みを進めている」と述べました。

また、凍結している新型車の開発について、井上社長は、再発防止の取り組みを徹底させたうえで再開したいという考えを示しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。